家づくりへの想い
家づくりの矛盾
(株)幸道建設は、小さな会社です。しかし家づくりに関しては、経験・知識は誰にも負けません。
設計士として、元請けとして、下請けとして、また大工(職人)~現場監督まで、あらゆる経験を積んできました。その中で、色々な矛盾や歯がゆさを感じてきました。
それは適正価格で工事ができていない。『大手だから安く仕入れられる』という営業マン。なのにお客様が支払う金額は高額。お客様と打ち合わせた内容が現場監督さんより現場の職人さんに通じていない。元請け業者の材料発注忘れ、なのに工期は予定通り。すべて負担は末端の職人さん達です。
あなたの大事な住宅を、夜遅くまで仮設ライトをつけて仕事をしている家づくりには、職人さんの言えない事情があります。
『無駄をなくすこと!』お客さまにとって何が無駄なのか?それを追求する事こそ、家づくりの矛盾をなくす近道と考えています。
お客様の利益を考える
『住宅性能を上げる』一言に住宅性能を上げるといっても様々です。設備を充実させる、断熱性能を上げる、耐震性能を上げる、結露しない構造にする、耐震装置・制震装置を取り付ける。
これらは工事金額が高くなることを意味します。しかしながら、これらにお金をかけるメリットがあるのでしょうか?その答えはお客様自身が選ぶことです。たとえば断熱性能を上げるということは、部屋の上下での温度差が無くなることを意味します。家全体でみれば、ヒートショックを起こしにくい、住みやすい住環境を手に入れるという意味になります。同時に光熱費も格段に違いが出ます。
家づくりにおいては、一つ一つに意味があります。他社と差別化を図るため標準仕様になっているからと言って、必ずあなたに必要な装備とは限りません。
家づくりには必ず予算という壁が存在します。これら一つ一つの意味をお客さまと一緒に考え理解して頂くことこそ、お客様の望む家づくりの利益につながると確信します。
安心・安全・快適な家づくり
昔から地震・雷・火事・親父と言います。一番の脅威は地震です。耐震性能を上げることが、安心・安全・快適な暮らしなのでしょうか?
耐震性能には1~3という国の基準があります。これは横揺れを想定した基準です。直下型地震(下から突き上げる地震)を想定した基準ではありません。同時に面震装置なども、横揺れを想定しています。直下型地震に耐えるには、耐震がベストだと考えます。耐震等級1が危険という判断をされるのか、耐震等級1でも安全という判断をされるのかは、お客様の判断が必要です。
前でも述べたとおり、性能を上げるということは金額が上がります。その結果限られた予算の中で妥協点が増えます。家づくりとは、バランスがとれて初めて安心・安全・快適な家づくりができると思います。
等級1 | 数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない (建築基準法に定める対策がなされている) |
等級2 | 数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない (建築基準法に定める1.25倍対策がなされている) |
等級3 | 数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない (建築基準法に定める1.50倍対策がなされている) |
等級1とは、国が定めた建築基準法を満たしている建物です。基本的には大地震により建物が倒壊・崩壊する可能性は低いですが、震度7程度の大地震が来ると『損傷』する可能性はあるという基準です。
等級2・3だからといって損傷しないという基準ではありません。地震に対する抵抗力を1.25倍または1.50倍にするという意味です。
健康で暮らせる家づくり
結露しない住宅、昔の家ではよく窓ガラスに水滴ができました、これが結露です。結露を起こすとカビの発生原因になります。日々の生活で毎朝窓ガラスを拭く時間も手間もありません。現在住宅建設では結露が少ないペアガラスは当たり前のことです。寒い地域では、トリプルガラスもあります。
自然な通風を最大限活用しながら、夏は太陽の日差しをカットして、冬は太陽の日差しを取り入れた暮らしこそ、健康で暮らせる家づくりのスタートです。
努 力
現在、住宅を建設しようとすると大きく3つのパターンに分かれると思います。
1番目は、住宅の本質を知らず、とにかく安く現在の予算だけを考えた家づくりをするお客様。
2番目は、大手ハウスメーカーの住宅展示場を見学して差別化された高額な家づくりをするお客様。
3番目は、地元工務店・建設会社と共に家づくりをするお客様。
(株)幸道建設では、東証第一部上場で国内最王手の建築コンサルティング会社と提携し、日本国内の優良な住宅会社と常に情報交換をしております。そこには北海道から沖縄まで日本全国6,000社のネットワークがあり、地元の会社では入ってこないような、お客さまにとって重要な情報があふれております。
その最新な情報の中から必要な情報を取り入れ、活用しております。
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